注意事項
公開処理への影響、保存されるデータ、保持期間、計測時間の考え方など、利用にあたっての注意点をまとめています。
RebuildProfiler をお使いいただくうえで、あらかじめ知っておいていただきたい仕様と注意点をまとめています。
計測が失敗しても公開は止まりません
本プラグインの計測処理は、再構築の内側で動作します。そのため、計測処理で予期しない問題が起きても再構築が止まらないよう、例外を内部で受け止めて必ず処理を続行する設計にしています。問題が起きた場合は、再構築の完了後にサイトのアクティビティログへ警告として記録します。記録は 1 リクエストにつき 1 行で、公開されるファイルには影響しません。
計測データにファイルパスは保存されません
記録するのは、テンプレートの ID・アーカイブ種別・回数・時間だけです。出力先のファイルパスや記事の内容は保存しません。1 回の再構築で 1 万ファイルを処理した場合でも、記録される行数はテンプレートの本数程度に収まります。
古いレポートは自動的に削除されます
保持期間(既定 30 日)より古いセッションは、Movable Type の日次タスク「古い再構築プロファイルの削除」によって自動的に削除されます。日次タスクは公開キューの仕組みで動くため、run-periodic-tasks が定期的に実行されている必要があります。
1 回の実行で削除する件数には上限を設けています。上限に達した場合は残りを次回の実行に持ち越し、その旨をアクティビティログに記録します。
処理時間への影響
計測を有効にしたことによる再構築時間の増加は、実測では測定誤差の範囲に収まる程度です。通常の運用でお使いいただくうえで問題になる大きさではありません。
ただし「テンプレートモジュール単位でも計測する」を有効にしている間は、これとは別に、はっきりと測定できる時間が上乗せされます。この設定が有効な間は、再構築だけでなく、そのサイトの管理画面のリクエスト全般が対象になります。次の実測値は再構築を測ったものです。
| サイトの性格 | 増加の割合 | 絶対値 |
|---|---|---|
| モジュールを使う一般的なサイト(1 ファイル約 23 ミリ秒) | 約 5% | 703 ファイルで約 0.8 秒 |
| 1 ファイルのビルドが極端に軽いサイト(約 1.2 ミリ秒) | 約 11% | 540 ファイルで約 69 ミリ秒 |
1 ファイルあたりの処理が軽いサイトほど、相対的な割合は大きく出ます。割合だけでなく絶対値もあわせてご確認ください。これは、Movable Type 本体のパフォーマンスログを有効にしたときに払うコストと同じ種類のもので、モジュール単位の内訳を取得する以上は避けられません。
そのため、この設定は初期状態では無効にしています。どのモジュールが重いかを調べたいときだけ有効にし、調べ終わったら無効に戻す運用をおすすめします。計測そのものが不要になったサイトでは、設定で計測を無効にしてください。
モジュールのキャッシュ状態の判定について
モジュールレポートの「キャッシュ」列は、テンプレートの設定(モジュールキャッシュの有効期限、サーバーサイドインクルードの設定)とサイトの設定から判定しています。
そのため、テンプレートの中で <mt:include cache="1"> のようにタグの引数で個別にキャッシュを指定している場合は、その指定を読み取ることができず「キャッシュなし」と表示されます。実際にはキャッシュが効いている場合があります。提案が表示されても、まずは現在の設定をご確認ください。
レポートに表示される時間について
記録しているのは、Movable Type がテンプレートをビルドしてファイルに書き込むまでの時間です。データベースへの問い合わせや他のプラグインの処理など、再構築の前後で行われる処理は含みません。そのため、セッションの「合計(秒)」は、再構築の完了画面に表示される所要時間より短くなります。