FormattedTextForContentData v1.0.0 リリース

公開日:

コンテンツデータでも定型文が使えるようになりました

Movable Type の定型文は、標準ではブログ記事の編集画面でしか使えません。コンテンツデータの編集画面では、リッチテキストフィールドで TinyMCE を使っていても、ツールバーに「定型文の挿入」ボタンが表示されず、登録済みの定型文を呼び出せませんでした。

本プラグインを導入すると、コンテンツデータ編集画面の「複数行テキスト」フィールドでも「定型文の挿入」ボタンが表示され、記事編集画面と同じ操作で定型文を挿入できます。

TinyMCE 5 / TinyMCE 6 の両対応

Movable Type 8 に同梱される TinyMCE 5・TinyMCE 6 のどちらでも動作します。どちらを有効にしているかを意識せず、そのまま利用できます。Movable Type 9(TinyMCE 6 のみ同梱)でも動作します。

「定型文」メニューが「設定」へ移動します

定型文の管理メニューは、Movable Type 標準では「記事」メニューの配下にあります。定型文が記事専用機能だった名残ですが、本プラグインを導入すると定型文はコンテンツデータでも使えるようになるため、「記事」の中にあるのは実態と合いません。

そこで v1.0.0 では、定型文メニューを「設定」メニューの配下(「登録/認証」と「Webサービス」の間)へ移動します。定型文はサイト全体で共有される資産なので、記事にもコンテンツデータにも属さない「設定」に置くのが自然です。

ラベル・アクセス権限・表示スコープは Movable Type 標準の定義をそのまま引き継ぐため、誰が使えるかは変わりません。移動するのはメニューの位置だけで、定型文の一覧画面・編集画面そのものは標準のままです。

変更内容

  • コンテンツデータ編集画面の TinyMCE ツールバーに「定型文の挿入」ボタンを追加しました。
  • TinyMCE 5・TinyMCE 6 のどちらでも動作します。
  • 定型文メニューを「記事」配下から「設定」配下へ移動しました。
  • 「すべてのコンテンツデータの管理」権限に、定型文の閲覧権限のみを付与しました。
  • システムスコープのライセンス認証機能を追加しました。

影響範囲

  • Movable Type 本体のファイルは一切変更しません。同梱の FormattedText プラグインおよび FormattedTextForTinyMCE5 / FormattedTextForTinyMCE6 を有効にしたうえでご利用ください。
  • 記事編集画面の定型文機能は、これまでどおり変わりなく動作します。
  • 「複数行テキスト」フィールドのフォーマットが「リッチテキスト」以外(Markdown・テキストなど)の場合、TinyMCE は起動しないためボタンは表示されません。ブロックエディタ(MTBlockEditor)を利用しているフィールドも対象外です。
  • ウェブページ編集画面は対象外です。Movable Type 本体が定型文をブログ記事に限定しているため、ウェブページでは引き続き定型文を利用できません。

必要な権限

定型文の閲覧には view_all_formatted_texts 権限が必要です。Movable Type 本体はこの権限を「記事の投稿」「すべての記事の編集」にのみ紐付けているため、コンテンツデータしか扱わないロールでは定型文が 1 件も表示されません。本プラグインは、記事側と同じ体験になるよう「すべてのコンテンツデータの管理」にも定型文の閲覧権限のみを付与します。定型文の一覧表示・作成・編集の権限は付与しません。

ロール / 権限

定型文ボタン

サイト管理者

利用可

記事の投稿 / すべての記事の編集を含むロール(編集者など)

利用可(MT 標準)

すべてのコンテンツデータの管理

利用可(本プラグインが付与)

特定コンテンツタイプのみの管理権限

利用不可

動作確認

Movable Type 8.8.3 の開発環境で、コンテンツタイプの「複数行テキスト」フィールド(リッチテキスト)を対象に、以下を確認しています。

  • TinyMCE 6.8.5: ツールバーに「定型文の挿入」ボタンが表示され、ダイアログのプレビューに定型文の内容が正しく表示され、本文への挿入時に書式(背景色・文字色)も保持される。
  • TinyMCE 5.10.9: TinyMCE5 + FormattedTextForTinyMCE5 に切り替えたうえで、同じくボタン表示・ダイアログ・挿入まで動作する。
  • プラグインを無効化すると、エディタ拡張が読み込まれず定型文ボタンも消える(本プラグインの効果であることを確認)。
  • 記事編集画面の定型文機能に影響がない(定型文の重複表示やボタンの欠落が発生しない)。
  • 定型文メニューが「記事」から消え「設定」に表示され、定型文の一覧・編集画面で「設定」メニューが現在地としてハイライトされる。