FormattedTextForContentData

コンテンツデータ編集画面の TinyMCE で「定型文の挿入」ボタンを利用できるようにし、「定型文」メニューを「記事」から「設定」へ移動します。

動作要件

  • Movable Type 8 / Movable Type 9
  • FormattedText(MT 同梱)が有効であること
  • TinyMCE5FormattedTextForTinyMCE5、または TinyMCE6FormattedTextForTinyMCE6(いずれも MT 同梱)が有効であること

MT 8 を新規インストールした直後は TinyMCE5FormattedTextForTinyMCE5 が既定で無効になっています。TinyMCE 5 を使う場合は、システムメニューの「プラグイン」から両方を有効化してください。TinyMCE5TinyMCE6 は同じエディタ枠を共有するため、どちらか一方のみを有効にします。MT 9 には TinyMCE 5 は同梱されていません(TinyMCE 6 のみ)。

インストール

  1. FormattedTextForContentData ディレクトリの中身を Movable Type のインストールディレクトリに配置します。

    mt/
    └── plugins/
        └── FormattedTextForContentData/   ← plugins/FormattedTextForContentData をコピー
            ├── config.yaml
            └── lib/
    

    静的ファイル(JS / CSS)はありません。MT 同梱の定型文用エディタ拡張をそのまま利用します。

  2. Movable Type の管理画面にアクセスし、システムメニューの「プラグイン」で FormattedTextForContentData が表示されていることを確認してください。

ライセンス認証

FormattedTextForContentData プラグインを使用するには、ライセンスキーの認証が必要です。

  1. MT管理画面の システムメニュー → プラグイン → FormattedTextForContentData → 設定 を開きます。
  2. 「ライセンスキー」欄にライセンスキーを入力し、「認証」ボタンをクリックします。
  3. 認証が完了したら「変更を保存」をクリックして設定を保存します。

ライセンスキーはシステム全体で共通の設定です。

機能

コンテンツデータ編集画面での定型文ボタン

Movable Type の定型文は、標準ではブログ記事の編集画面でしか使えません。コンテンツデータの編集画面では、リッチテキストで TinyMCE を使っていても「定型文の挿入」ボタンが表示されず、登録済みの定型文を呼び出せませんでした。

本プラグインを導入すると、コンテンツデータの「複数行テキスト」フィールドをリッチテキストで編集するとき、TinyMCE のツールバーに「定型文の挿入」ボタンが表示され、記事編集画面とまったく同じ操作で定型文を挿入できます。TinyMCE 5 / TinyMCE 6 のどちらでも動作します。記事編集画面の定型文機能も、これまでどおり変わりなく動作します。

「定型文」メニューを「設定」へ移動

定型文の管理メニューは、Movable Type 標準では「記事」メニューの配下にあります。定型文が記事専用機能だった名残ですが、コンテンツデータでも定型文を使えるようになると、「記事」の中にあるのは実態と合いません。

そこで本プラグインは、定型文メニューを「設定」メニューの配下(「登録/認証」と「Webサービス」の間)へ移動します。定型文はサイト全体で共有される資産なので、記事にもコンテンツデータにも属さない「設定」に置くのが自然です。ラベル・アクセス権限・表示スコープは Movable Type 標準の定義をそのまま引き継ぐため、誰が使えるかは変わりません。

使い方

  1. サイトメニューの「設定」→「定型文」で、定型文をあらかじめ登録しておきます(MT 標準機能。本プラグイン未導入時は「記事」→「定型文」にあります)。
  2. コンテンツデータの編集画面を開きます。
  3. 「複数行テキスト」フィールドのフォーマットを「リッチテキスト」にすると TinyMCE が起動し、ツールバーに「定型文の挿入」ボタンが表示されます。
  4. ボタンをクリックし、挿入したい定型文を選択します。

定型文はサイト単位で管理されます。編集中のコンテンツデータが属するサイトに登録されている定型文だけが一覧に表示されます。

必要な権限

定型文の閲覧には view_all_formatted_texts 権限が必要です。MT 本体はこの権限を「記事の投稿」「すべての記事の編集」にのみ紐付けているため、コンテンツデータしか扱わないロールでは定型文が 1 件も表示されません。

本プラグインは、記事側と同じ体験になるよう「すべてのコンテンツデータの管理」にも定型文の閲覧権限のみを付与します。定型文の一覧表示・作成・編集の権限は付与しません。

ロール / 権限定型文ボタン
サイト管理者利用可
記事の投稿 / すべての記事の編集を含むロール(編集者など)利用可(MT 標準)
すべてのコンテンツデータの管理利用可(本プラグインが付与)
特定コンテンツタイプのみの管理権限利用不可

「特定コンテンツタイプのみの管理権限」は、MT のコンテンツタイプ単位権限がサイト全体の権限とは別枠で扱われるため対象外です。このロールでも定型文を使いたい場合は、対象ユーザーに「すべてのコンテンツデータの管理」または記事系の権限を追加してください。

制限事項

  • ウェブページ編集画面は対象外です。MT 本体が定型文の読み込みを記事に限定しているため、ウェブページでは定型文を使えません。本プラグインはコンテンツデータのみを対象としています。
  • 「複数行テキスト」フィールドのフォーマットが「リッチテキスト」以外(Markdown・テキストなど)の場合、TinyMCE は起動しないためボタンは表示されません。
  • ブロックエディタ(MTBlockEditor)を利用しているフィールドは対象外です。